【プロローグ】
すべては音楽のために – 1
昔々あるところに、2人の旅人がいました。
2人は色んなところで歌い
沢山の歌を紡いでいきました。
ある日、音楽が盛んなある国で歌っている途中、
その歌声を聞いた王家の人が
2人のことをたいそう気に入り
翌日、王様の前で歌を
披露することになりました。
翌日、王室に入って歌を披露する2人。
歌い終わり、中の人たちが拍手をすると
王様は2人にある話を持ちかけました。

王様
この国が、音楽で栄えている国ということはもう知っているだろう。
実はその昔、この地で育ったそれは
素晴らしい音楽家が残したイシが3つ
この地の宝箱の中に眠っている…
という言い伝えがあるのだ…
残念なことに私はもう足腰も弱く、ほぼ眼が見えず…
人手不足ということで王家のものを出すわけにもいかず、探しに行くことが出来ない。
どうじゃ、その魂を集めに行ってみてはくれんかね?
その魂を見つけるために必要な旅費は出そう。
2人の力で、それを探し出してくれんか?
音楽のためならと、忠誠を誓った2人は
王様から地図と食料と許可証などを貰い
旅に出るのでした。